「 短 歌 男 女 」
一年後のあなたでさえ、
あなたは正しく想像できない。
なぜなら誰かとの「出逢い」が、
確実に、
不意に世界を変えてしまう可能性が、
「ここ」に「常」に、
遺されているのだから……。
『短歌』って、誰がつくるの? 誰のため?
あなたの声で、歌ってみせて
さびしさ両想い
ふたりの空沙漠
沙の鳥ゆれる白向日葵
あなたのカタチ
私愛する空
「 短 歌 男 女 」
第一話「初見月/拒絶太陽」
指先で 光り輝く 書く恋慕
本当の君が 部屋にいるのに
白紙で触れて 白い月 音は 影に香りに
白紙で触れて 白い月 音は 影に香りに
言葉重ね
空砂漠化け縛る空青になる
あ つ い から じゃない あたたかいのに
ああ(悲し)
思い通りにならない
鍵盤がある
鳴らない鍵盤も
壊れた鍵盤も
カラダの中も
カラダの外も
雨も 雲も 風も
思い通りにならない
鍵盤であれば
誰かに
誰かに
出逢えば
それでいいと
透明な 砂を虹って 呼んだ雨
ページを焼いて 夕焼けみせて
0距離で 稲妻鳴るの 聴こえてる?
一気に完読 欲しくて嵐
「風が止んでしまえばいい」と
出逢えたことを
忘れたいように
風がなる うるさい中の 鼓動の音(ね)
傷付きたくない 世界の隅っこ

詞画集「短歌男女」
電子書籍版&ペーパーバック
「アカウント つくり換えては 歌を詠み 音痴のように 心は逸れて……」
SNSは「さびしさのコンビニ」で、多様性を極めた「会いたい・合いたい・逢いたい・相対, etc.」を通じ、どんな気持ちにも出逢うことができた。
心に棲む「葛藤ちゃん」や「不安くん」は、まるで「歌う楽譜」のように、自ら気持ち、奏でてもくれた。
地球の生態系その一部を成す「スマホさん」は、いつしか「心の手鏡」に進化。
人類は(心に)自由に虹を咲かせる方法も見つけた。
「わたし」が「わたしのことば」で語るとき……少なくとも、「わたしが動いた」。
(とりあえずは『自分限定』だけど……。それでも……)
ポエレーベル『即興詩人 AI UEOKA』が、作詞家『樹かえで』氏とのコラボシングル&アルバム『短歌男女』の歌詞&短歌を表題に、今回「音楽」をテーマにした即興現代詩をちりばめ、一冊の詞画集を組みました。


アルバム「短歌男女」
「感情熱の言葉師」作詞家『樹かえで』氏を迎えてお届けする、『ポエレーベル』コラボシングル第一弾・『短歌男女』を経て、フルアルバム『短歌男女』登場!
歌声は、「心の声で歌う詩人」『短歌男子/ごとう3』・『短歌女子/ベスビオ富田』。
即興ピアノ弾き語りは、今回『せつなとわ』名義で作詞を担当した「指4本の道端ピアニスト」『即興詩人 AI UEOKA』。
シングルのジャケットを彩ってくださった絵画は、「線の血潮熱・魂の鬼才」『Knight Monkey/内藤幸司』。
「「今」ここに在った『本当』を、できるだけそのままに届けたい」。
そんな想いをともに奏でた一発即興ライブ録音シングル『短歌男女』、そのレコーディング・ミキシング・マスタリングを今回『Studio Float』/『益子樹』」さんにお願いしました(一部アルバム曲のレコーディングも行っていただきました。詳しくは各アルバム詳細欄にて)。