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執筆者の写真AI UEOKA

詩 「春の子の祈り」











祈りは交換できない


つまりは新しい時代がやってきたんだよ


交換できないものを与え合う世界


つまりは個性を表現して個性を発信する世界


それは交換なんてできないんだよ


だからこそ交換しようとすることを


その生き様をみてそれを信頼と呼ぶのであろうし


そんな簡単なことがわからなくなってしまったから人間はめちゃめちゃになってしまったんだろうし


利害関係の中で何かを交換しているようで奪い合っているその地獄の中で


本気で祈る誰かを見つけたら


その人の幸せを真剣に祈る


それが行動でありますようにと自分自身を信仰するように


自分を疑いながら生きていく時誰かにすがるように信仰を外に預けるなら


それが戦争の原因ですと潮騒がつぶやいた


歩き出した海たちは森の言葉で呪文を唱え始めるから


少なくともそれを魔法に変えながら生きている酸素と二酸化炭素に対しての礼儀として私は人間であると言うこの儀式を続けていくが


それでも常に人間である以前に誰かのことが好きとか嫌いとか


そういう形ないものの中に生きていたかった


その外側に出てそれを言葉にするとき私は声を失うが


どうにかそこに熱を取り戻したいと


こうしてここにこの身体を手に入れた


そのためにスマートフォンや遺伝子があるなら


それを自然と呼ぶのは自然であるであろう


その上で私が何を選ぶのか?


ワンネスしかないような人生の中で


エコロジーを極めようとするときにぶつかる壁が体や心であるなら


そんなもの関係ないとぐちゃぐちゃになりながら生きていくカオスの中で


ほんの一握り残るひとひらのきらめき


ずっと一緒にいたいなと思える親友たちのことを考える


心で家族に思っている愛している人のことを考える


それは人生を生きてきた意味ではないし人生の意味でもないけれど


少なくともその意味はわかっている


だからこうしてここにこれを続けることができるのであれば


それを幸せと呼ばずして何であろうか?


つまりは誰かに無償の愛で祈られながら私は生きていた


それを感じることを愛と呼ぶなら


私は今


愛の塊









(2024年3月1日)













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