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執筆者の写真AI UEOKA

詩【残像】ポエブックス0 ミクロモアイ詩集『最初の龍 ひとつぶのあらし』より



それは


真昼の空に太陽を

眺め入るようなもの



それは


形ある雲を耳のうちに

つなぎとめるのにも似ていた




そして、わたしにさえわからないというのに


なぜ、あなたにだけはわかると?

岬に立つ眼を見出せば


すべて天に帰す喜びもうちに




いってしまうのですね


何も かもが





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